ディスプレイ講座

コスメ什器ができるまで|オリエンから納品までの流れを実例で紹介

化粧品什器ができるまで

こんにちは!ディスプレイLAND営業の星です!今回は、韓国コスメブランドの店頭展開に合わせて制作した紙製什器の事例をもとに、コスメ什器の制作の流れを詳しくご紹介します。初めて什器制作を検討される方でも時系列で流れをつかめる内容となっております。

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1.オリエン・ご相談|まずは商品情報と目的の共有から

化粧品什器制作のオリエンテーション

今回のきっかけは、韓国コスメブランドの新商品に合わせた店頭展開のご相談。
商品紹介資料や展開商品数に加えて、ブランドが用意したビジュアル素材をご提供いただき、どんな什器にしたいかをヒアリングしました。

  • ・どの売場に置くのか
  • ・商品の魅力をどう伝えるか
  • ・展示期間・納期はいつまでか

といった点を細かく整理し、方向性を共有します。

2.トレンド調査と訴求ポイントの設計

化粧品什器制作のトレンド調査

コスメ什器は、見た目の美しさと情報の伝わりやすさがカギ。
今回は、競合ブランドの什器やSNSでのトレンド、店頭で注目されている演出手法などをリサーチし、以下のようなポイントを整理しました。

  • ・商品の特徴を活かす見せ方
  • ・差別化できるコピーや訴求要素
  • ・顧客に響くレイアウト構成

さらに、記載するコピーや要素のライティング案を制作チームが担当し、ビジュアル表現の方向性も練っていきます。

3.提案準備|形状とグラフィックのディスカッション

化粧品什器制作の設計デザインディスカッション

当案件の場合は、社内で形状デザイナー1名+グラフィックデザイナー2名を交えてディスカッションを実施。
形状デザイナーからは、コスト感や運用性も加味した3パターンのラフ案が提示され、どの案がもっとも目的に適しているかを社内で検討。最終的に2案に絞り、試作と見積の準備に入ります。

この段階で、訴求力とコストのバランスを見ながら最適な形を模索するのが、コスメ什器制作においてとても重要なステップです。

4.試作とご提案|ビジュアルとコストをセットで確認

化粧品什器制作のプレゼン

2名のグラフィックデザイナーがそれぞれ別案を担当し、グラフィックデザインを完成させたうえで先方にご提案。
試作品も実際の紙素材で制作し、コスト感とともにお見せすることで、具体的な完成イメージを共有します。

コスメ什器は見た目の美しさが重要なため、立体の仕上がりや質感の確認は特に丁寧に行います。

5.フィードバックと改良|実用性とデザインのすり合わせ

化粧品什器制作のフィードバック

ご提案後、ブランド側と流通先の双方からフィードバックをいただきました。
2案のうち採用案が決定し、商品を実際に設置して強度や組立のしやすさを確認。必要に応じて修正試作を行い、実用面もチェックします。

また、ロゴサイズ、色味の最終調整も並行して進行。ブランドイメージを損なわないよう、細部にまで配慮したデザイン調整を行いました。

6.色校・最終確認~納品まで

化粧品什器制作の納品

形状・デザインが確定すると、最終データを入稿し、色校正を実施。表面加工や印刷条件によって見え方が異なるため、実物を確認しながら仕上がりを整えます。

テスターのパーツも実物に近い色味へ調整し、組立説明書の制作→印刷→セット→梱包と工程が進行。
最終的に先方指定の倉庫へ納品し、什器制作が完了しました。

まとめ|コスメ什器制作の成功は「情報共有」と「柔軟な提案力」

コスメ什器は、商品の魅力を引き出し、売場での差別化を図るための重要なツールです。
オリエンの段階でしっかりと目的や情報を共有し、チームでディスカッションしながら最適な提案を重ねていくことが、成功への近道です。

もし什器制作を検討中であれば、まずはディスプレイLANDにお気軽にご相談ください。
商品の魅力を最大限に伝えるオリジナル什器をご提案します。