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「ついで」のアピール

日が落ちるのも早くなり、空気も段々冷たくなって参りました。皆様いかがお過ごしでしょうか。
食欲の秋、お鍋が大活躍の冬と食べ物が美味しい季節がやってきました。デパートやスーパーマーケットの食品売り場に行っても秋の味覚、冬の味覚がたくさん並んでいます。

さて、先日スーパーマーケットに行った際、こんな什器を見かけました。

豆腐売場に設置されていた什器ですが、中は豆腐を使った代表的な料理のひとつ、スンドゥブのレトルトが入っていました。
豆腐とレトルト。こうして本来ならそれぞれ違う売場に置かれる商品同士が同じ売場に並んでいる光景は食品売場では特によく目にします。
これは「クロスマーチャンダイジング(略称クロスMD)」と呼ばれる手法で、違うカテゴリーの商品を1つのコーナーに置くことでついで買いや衝動買いを見込める効果的な手法の1つです。お客様にも売場を行ったり来たりする手間が省けるメリットがあります。

お肉売場に焼き肉のタレや、お弁当売場に清涼飲料水…これからの季節はお肉や野菜売場でお鍋の元を見かけるかもしれません。
もちろん、食品以外でも「花粉対策」や「冬の乾燥肌対策」などの様々なキーワードで取り入れられています。

クロスMDは販売店側が商品の「安さ」ではなく「○○に合う!」といった商品の価値そのものを訴求することが出来る絶好の機会でもあります。

例えば調理例を写真やミニレシピで付けてもいいかもしれない…ジャンブル什器に盛って陳列することで豪華さやお得感を演出することもできる、など実際に自分が買う側だったら、とシュミレーションすると色々な案が湧いて出てきますね!
BOXやPOPなど、お客様に「あ、これ買っておこうかな」と思わせることができるツールを提案していこうと思います。