店頭で商品を目立たせたい、手に取ってもらいたい、
そんなときに抜群の効果を発揮するのがディスプレイです。
ひとくくりにディスプレイといっても目的別にいくつか種類があります
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まず、一番多く作られるのがカウンター什器と呼ばれるタイプです。
店頭でもよく見られ、通常ゴンドラ什器の棚に置かれます。
形状的には箱型のものが多く、他にもL字型の台座式タイプや、
商品の世界観を表現するための装飾がついていたりと様々な形状・デザインがあります。
カウンター什器は、基本棚の上に置いて使用するため安定性があり、
強度面のリスクとしては比較的低い形状ですが、
例えばひな壇等、商品の高さを変えて陳列したい場合では土台の強度が必要です。
強度やサイズ調整時に融通が利かせやすいため、紙ベースで制作することが多いです。
最もポピュラーなディスプレイと言えます。
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次にハンガータイプの什器もよく作られます。
主にゴンドラ什器の側面や、壁面のネット什器に引っかけて使用します。
ちょっとした隙間など、棚が取れなくても商品を陳列することができるので、使い勝手の良さがメリットです。
商品の陳列方法は大きく2つ。
フックなどにひっかけて陳列する方法と、受け箱を作って置くパターンがあり、
商品の属性に合わせて使い分けるとこになります。
比較的低コストで作れるものが多いので、目的に応じてご選択いただきやすいです。
一方で、カウンター什器と比べ製作の際にいくつか注意点があります。
まず、強度面の補強。
吊り下げて使用することから、荷重がすべて什器下部にのしかかります。
重量のある商品を展示する場合は、段ボール等しっかりとした素材を使って、
かつ頑丈な設計にしておかないと、長期間の展示では破損する可能性があります。
弊社では、商品を拝見させていただきながら最適な素材・形状のご提案をいたしますので、ご安心ください。
次にサイズについての注意点ですが、幅や奥行が余り取れません。
なぜなら基本的に棚の脇などにひっかけての陳列となるため、
大きいとお客さまの通行の邪魔になるからです。
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次にフロア什器。
足がついていて自立して使用できるのが最大の特徴で、大型のタイプが多いです。
自立するので直接床面に立たせて使用します。
完全にオリジナルデザインで作ることができ、特に大型タイプは店頭で目を引きます。
商品の陳列も演出も自由度が高いため、オリジナリティを出しやすい什器です。
ただし、このタイプの什器も注意すべき点いくつかがあります。
まず自立に耐えられる強度を確保するため、しっかりとした素材を使い、
接触時などに転倒しないよう、サイズ感や重心など設計に配慮する必要があります。
自由度が高い分、複雑なデザインが可能ですが、反面組み立てが複雑になり強度が弱まることも少なくないので、
強度との兼ね合いを見ながら、ベースは極力シンプルに作ることが重要です。
また大型のフロア什器は、小型店など床面積に余裕が少ない店舗では設置できないため、その点も注意が必要です。
また大きさにもよりますが、カウンターディスプレイとハンガー什器に比べて
費用が高くなるケースが多いです。
大きくてインパクトがあるディスプレイですが、いろいろ制約も出てくるので
様々な条件を整理してから製作されるようにしてください。
以上、第1回は什器の種類についての考察でした。
ディスプレイ製作検討の際にお役に立てていただければ幸いです。